
「岡山桃太郎」ブランド特産品認証制度実施要領
岡山西商工会
1 目的
この制度は、吉備、高松、足守地域の地域資源を活用した特産品について、商工会が一定の基準を設け、特産品認証委員会(以下「委員会」という。)が、その基準に適合するものを「岡山桃太郎ブランド特産品」として認証することにより、地元特産品に対する消費者の信頼を高め、その販路拡大を図り、事業者の育成とともに地域活性化に寄与することを目的とする。
2 特産品の認証
①商工会役員の推薦
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②商工会の各種支援事業へ応募。
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③ 支援事業の実施
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④ 様式1により特産品認証を申請
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⑤ 支援事業終了時に委員会により認定を判断。(「○○年度」認定証発行)
3 「岡山桃太郎ブランド」の意味づけ
認証する商品は、桃太郎にゆかりがあるものをはじめ、本会地域にある地域の資源を活用した商品について幅広く認証するものとし、新商品開発だけでなく、伝統商品の販路拡大や販売方法の革新に関する取り組みも含む。
岡山西商工会が支援した事業から生まれた特産品を認証するという趣旨である。事業の種類は問わないが、商工会の支援実績は必須とする。
桃 :商工会組織(商工会とその会員)
桃太郎:商工会の支援事業から生まれた特産品
犬猿雉:商工会役員・職員や支援事業に関与した専門家たち
雉のステージ:空に上がって遠くを見る物見役=市場調査・マーケティングに関する支援
猿のステージ:智恵を働かせる参謀役=事業計画作成・商品開発・デザインに関する支援
犬のステージ:行動力のある実行部隊=販促物の作成・展示会等への参加に関する支援
4 認証の基準
認証にあたっては、次の事項に該当することを条件とする。
① 地域の資源(歴史・文化・技術・地場産農産物等)を活用した特産品であること。
② 商工会会員であり、管内に所在地を有する事業者の製品であること。
③ 表示内容が、商品の表示義務に適合したものであること。
④ 生産又は販売について、法令の規定による許可が必要な場合は、当該法令の規定による許可を受けた者。
⑤ 事業者が販路拡大に熱意があり、事業展開に継続性があること。
⑥ 生産・販売に関する法令を遵守する対応がなされていること。
⑦ 年間製造量について、一定量の製造量が可能であること。
⑧ 商工会の事業に協力的で、職員等の指導を謙虚に受け止め、自助努力を惜しまない事業者であること。
⑨ OEMや外注の場合も誠実な経営、誠実な取引がなされていること。
5 認証特産品の販路開拓支援の内容
① 岡山県内外特産品館での販売支援
② 特産品の展示会及び物産展への出展支援
③ ポータルサイト「OKANISHI GUIDE」の活用による販路拡大PR
6 認証の有効期限
認証は、年度ごととし、「○○年度認証特産品」として、認定証を発行する。
有効期限は3年とし、延長はしない。3年のうちに、別の支援事業で支援を受けた場合は、新しい年度での認定証を再発行する。
7 認証事業者の責務
① 認証特産品の計画的な生産及び適正な保管・流通に努めなければならない。
② 認証の基準、責務の規定に違反する行為があると認められるときは、
委員会で協議し、認証の取り消しをすることができる。
③ 認証された商品の製造を中止する場合や、認証の取り消しを求める場合は、商工会へ届出なければならない。
④ 当該商品について、年2回以上商工会に対して売上高、販売数量を報告する。報告義務は認証後3年間とし、その数字で商工会としての事業評価を行う。